浮世絵の世界
オリンピックに浮かれすぎ、とこの浮かれ気分の自重を考えてみるも、
会社から帰ったら早速テレビをつけてるMARUです。
いや…ホント疲れてんだけど、見逃せない…!
ソフトボールがカナダに勝ってヤター!!
で、さっきなでしこジャパンのサッカーの試合を見てました。
ほんのちょっと、一分くらい他の局の番組を見て、すぐ戻したんですが。
その間に1点入ってたってどういう事…!!
憤怒ー!!見逃した!
どんだけタイミング逃してんだよー!!!
その後2点入れられたらしいですが…今まだ試合は続いてますよね、
ガンバレ、目指せ逆転!
さて、昨日はアメリカにある某美術館所蔵の浮世絵展を見に美術館へ
行ってきました。
昨日行ったところはMARUの好きな市営の美術館。
ここの雰囲気は大好き。
逆に、他の場所に県営の美術館があるんだが、あそこは物凄く苦手…。
何が、と言うんじゃありません、強いて言うなら雰囲気?
対して変わらないような建物なのに、何故にこんなに好き嫌いを感じるのか。
分かりません。
昨日行ったのは好きな方だよ、なのでウキウキと!
MARUは絵を描くのは一つのジャンルだけではありません。
それこそ今はあまり描かないけど、昔は色んなのを描いていた。
逆に、だから一つのジャンルで突き詰めるとか上手くなると言うのが出来ない
タイプらしい。
浅く広く、テキトーに。
色彩学だけですよ、ホントに自発的に勉強してたのは。
さて、そんなMARUのどうでもいいプロフィールは置いといて浮世絵!
色んなジャンルの絵を見るのは楽しい。
圧巻です感動です最高です!
浮世絵ってやっぱりいいなあ、何がって面白いから。
浮世絵の歴史を追っていくという構成で配置されていました。
少し人が多くて、ゆっくり見たいけどなあ…まあこれも貴重な作品を見られる
代償だ、と思うしかない。
最初らへんは無名(と言ってもコレクターの間では相当に有名とは思うけど)
の作家から。
よく知らない名前と、その作家の作った浮世絵がズラリ。
展示品を通して思ったのですが、基本的に美人画が多い…。
それもそのはずで、浮世絵は要するに今で言うブロマイド(これも古いけど
一応そのまま書いてみます)みたいなものらしい。
今風に言うならグラビアアイドル?
遊郭なんかの花魁とかかむろとか、そういうのがセットで描かれている。
色味はともかく、その装束や髪型は絢爛豪華、まさしく庶民の憧れ。
だから、浮世絵に最初から価値はそんなに無かったんだと思います。
今のアイドルの絵を誰かが描いても、そんなんマニアじゃない限り誰も
後生大事に取っておかないですよね。
それが数十年、数百年と時を経て価値が見出されると言う状態。
浮世絵も、只の絵だったんだなと、つくづく思った。
なんというか…絵が雑!
版画などの色のズレとかそういうのはこの際置いておく。
葉っぱをきちんと線に沿って塗るんじゃなくて、葉っぱらへんをまとめて
丸く色をつけてたり。
文机?の台の部分と脚の部分の線が並行ではなく斜めにずれてたり。
…うわあ…これってMARU、すんごい共感できる…。
描く事というか、出来上がればいいんですよ、そんな細かい事にこだわって
無かったりするんですよ、結果適当な絵になってしまうんですよ。
MARUは時々、自分の絵自体の上手さはあまり気にしてない時があります。
それだもんだからスンゴイ雑になる。
絵が持っている情報を伝えたいんだと、切に思う時がある。
絵自体の上手さは二の次だと思ったりする。
だから上手くならない。
けどそれでいいんだと思ったり、絵が下手で結局凹んでみたり。
まあ色々感じたり。
浮世絵の作家さんはそんな事思ってないだろうし、勝手に色々思ってみたりして
非常に失礼ながら、でも親近感を覚えた。
浮世絵もカレンダーみたいな情報とか、瓦版に使われたりしてたからイチイチ
細かく丁寧に描いてなかっただろうし、だからMARUもそんなことを感じて
しまったのかもしれん。
決定的なMARUとの違いは、作家さんは今では偉大な歴史的作品を作った
作家になってると言うとこだ…!
まあ、そもそも比べること自体がアレなんですけども。
歴史は下り、MARUも知っている作家が登場してきた。
広重や歌麿、葛飾北斎など。このあたりになると絵の構成も丁寧に
なってくる。
細部まで細かく、あからさまにおかしい描写とか無い。
芸術だ…これは本当に見てよかった。
MARU的にちょっと残念だったのは、ボストン美術館所蔵の作品なのでそういうの
が多いのかもしれませんが、美人画が多く、役者絵が少なかった。
役者絵、好きなんスよ!
歌舞伎役者とかの、むーん!と構えてるやつとか最高!
白波五人男とか見たかったな…。
これはまた、いつかの機会にでも。
さて、MARUの心を占めて離さない浮世絵師が、以前から只一人います。
今回はその作家の作品もあったので有頂天。
謎に満ちた作家だと言えば、ピンとくるかもしれません。
東洲斎写楽。
ねー!この人不思議ですよね!
知らない方の為に簡単に説明すると、ある時突如として浮世絵の世界に現れ、
10ヶ月位で150点ほどの作品を残し、その後ぷっつりと消息が絶たれた浮世絵師。
世に残したのはその10ヶ月の間に製作したものだけ、その前後にはまったく
作品も無いし、生まれた土地も生年月日もその後の一切も不明と言う、
ミステリー極まる写楽。
10ヶ月の間に4期ほどの製作期間を分けてみると、一番有名な作品はほぼ
第一期に製作されたものであり、後になるにしたがって作品がショボくなって
いったんだそうな。
そしてある時期を境に、消えた…。
うおー!!!気になるよ謎!
写楽は他人が偽名で使ってた(いわゆるペンネーム)という噂から、実は歌麿や
十返舎一九だったんじゃないかって言う説から、写楽は多数の作家のチーム名(?)
だったんじゃないかと言う説(以前世界不思議発見でやってた)というもの、その他
の説など沢山の人たちがいまだに謎を追っている作家なのです。
有力なのは能役者・斎藤十郎兵衛って人みたいですけど(wiki参照)。
とにかくどうして10ヶ月だったのか。
10ヶ月のなのに、他の作家を凌ぐほどの作品を多数作れたのはどうしてなのか。
(当初は役者の顔を美形にデフォルメせず、そのまま絵に書き込むので人気が
無かったらしいですが…笑)
写楽とは一体、誰なのか。
とても、興味が湧きます…。
海外の一流の美術愛好家さえもとりこにする作品を残してくれた事に、写楽をはじめ
浮世絵師の皆さんに本当に感謝と尊敬の念が絶えません。
そして自分の絵を描くスタイルを多大に反省…マジメな性格になりたい。ムリか。
ちなみに、浮世絵展で何が面白かったって、動物。
動物がよく描いてあるんですよね。
猫とか多かったなあ、猫は大抵コタツの上で寝ていたよ!
今も昔も変わらんなあ、猫。
あと犬も居たけど…犬…フーム…。
正直言って、可愛くない…(ゴメ…んなさい…)
いや、そりゃ昔の絵だからね、可愛く描いてあるって方が無駄なもんさ!
しかし、可愛くねーのよこれが。
思わず、浮世絵の素晴らしさじゃなく犬の可愛くなさに目が釘付けになったね!
何を見に来たんだと、自分に突っ込みながらも目を離せない。
あと、鳥って横向きを描くじゃないですか、大抵は。
一つだけ、着物の模様に鳥を正面から描いたものがあった…!
服一面が鳥の正面画。
最初何かわっかんなくて、じっと見てたらどうやら鳥らしいと思った。
だって、顔って丸に目と口なんですよ!?
今の幼稚園児だってかけそうな大胆なフォルム。
翼や胴体なんかはもっと大胆に適当、しかしそれらをまとめてみると鳥にしか
見えず。
ちょっとこの浮世絵師を尊敬してしまった。
鳥を正面から描くなんざ、なんてチャレンジャー…!
…思い出しても笑いが出てくる…ウプーーーーーー!!!!!!!!
そんな不謹慎極まりない観覧を、人の多さもあって2時間近くやってました。
こないだのアンデス展も面白かったし、やはりこういう場は楽しい。
またそのうち面白そうなのが来たら是非とも行きたいと思います。
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